布ナプキンができるまで
私の人生を変えたのは、ある日、母から貰った一枚の「布」でした。
そう、「おりものライナー」です
かぶれに悩んでいた私はちょっと使うだけと思って、つけてみました。
そしたら、びっくりするくらい気持ちよくて
すっごくあったかくて まるで、お母さんの優しさに包まれてるみたい!
それから色々調べてみたら紙ナプキンが及ぼすいろんな害に自分が目を向けていなかった事に気づいたんです
代表格は「冷え」「石油由来物質」「ダイオキシン」
ちょっと勉強した事がある人ならもうここで気づいていると思います。
デリケートゾーンからの経皮吸収は二の腕の42倍!!!
しかも吸収部位から、子宮が近いので
子宮や女性器、ホルモン系の病気に関係しやすいはず!!
子宮内膜症とか不妊、ホルモンバランスなどに多大な影響を及ぼすのも分かりますよね。
ホルモンバランスが悪いとストレスや不眠、イライラ、抜け毛なども出てきますし、お肌の調子も悪くなる・・・
布ナプキンでお肌の調子がよくなった様にも感じられたんです。
そんなこんなで、布ナプキンに魅了されてからいろんな布ナプキンを使ってみましたがなかなかこれ!っていうのには巡りあえませんでした。 着用感が悪かったり、ずれてしまったり肌当たりがイマイチだったり・・・
どうせなら、とことん良いものが欲しい!!
そう思って、自分が使いたい布ナプキンを作り始めました。そして、同時に我が子のオムツもこだわりの生地づくりから考えて、自分で作ったものを使い始めたんです。
そしたら、我が子が片言で話始めた時に「これ気持ちい~ね~」って言ったのを聞いて本当に涙が出ました!
自分の体を労って
経済的にも軽くなって
地球にもやさしい
これらを実現する布ナプキンがようやく完成いたしました。
布ナプキンに込められた作り手の想い
機械化が進んだ現代のものづくりでは、均一化が求められすぎて、
素材の良さをいかしたものづくりや職人の技術にひかりが当たらなくなってきています。
製造過程では糸の滑りをよくしたり、糸が切れにくくするような処理を施して、
繊維を扱いやすくする必要があります。
ほとんどの工場ではそのために化学処理が施されます。
しかし、Organicsで取り扱う製品は認証機関にて認証された100%オーガニックコットンのみを使用しています。
効率や生産性を重視した化学処理では、この風合いや質感、その良さが損なわれてしまいます。
本来の風合いを大切にするため、一つ一つの過程を吟味して、ケミカルな処理を一切使わない
製造工程にこだわって作り上げたのが、今の商品です。
Organicsでは、生(き)のままのオーガニックコットンを使うことを重視し、
糸までもすべてオーガニック100%のものを使っています。
処理にしても、例えば滑りをよくするためにどうしても必要ならミツロウなどの自然のものをつかったり、
生地を折る時にも 薬品をつかった糊付け(サイジング)は行わず、糸を2本取りにして強度を増したり、
でんぷん糊や小麦粉などの植物由来の素材を使い、糊抜きにもアミラーゼ(消化酵素の一種)などをつかって分解しています。
また、精錬という生地を仕上げる過程でも、薬品での柔軟仕上げは絶対に行わず、
天然の成分のみでの「洗い」仕上げにこだわっています。
Organicsの製品を手掛けてくださる職人さん達は、どの方もOrganicsのものづくりに共感してくださった、
心意気のある職人さんばかりです。
決して、機械だけで作られる既製品ではなく、一つ一つ丁寧に手作りされています。
一つの製品に込められた思いが、手に取った方の幸せに結びついていく。